人間が生きていく上で欠かす事が出来ない「食事」ですが、食事を摂るという事は生きるためのエネルギーを取り入れるだけでは無く、喜びや楽しみなど精神的にプラスの要素を得られます。
その一方、現在ダイエットをされている方や様々な理由で食事を制限されている方にとっては少し厄介な存在で、「何も食べなくても生きていければ良いのに」とさえ考えた方も少なくないはずです。
とは言え食事を摂らない生き方など考えられませんよね。
ところが1日1食未満で健康的に生きる「不食(少食健康法)」と呼ばれる方々がいらっしゃるのです。
果たして人間はほんのわずかな食事で生きていく事が出来るのかを話題に、今回は「不食」という生き方を広められた“秋山弁護士”を例に、驚きの食生活についてご紹介致します。
これはあくまでも「不食」をご紹介するもので、無理にオススメしている訳ではありませんし、後ほど「不食」に至るまでのプロセスをお伝えしますので、視野を広げるという意味で、参考までにご覧いただけたら幸いです。
不食 (少食でも健康) という人の生き方!不摂生を経てイタリア貴族は102歳まで生きた?
そもそも「不食」という生き方は一体いつから始まったのでしょうか。時はルネサンス期のイタリアまで遡ります。
ヴェネティア共和国パドヴァ市の行政長官を務めた、イタリア貴族のルイジ・コルナロさん(1464年~1566年)は、暴飲暴食を続けた結果30代で成人病に。
40代になると生死の境をさまよう程病状が悪化し、もはや打つ手がない状態に陥ってしまいました。
そこで医師の忠告をもとに節食生活に切り替えたところ、体調が劇的に改善。
パンと卵の黄身、わずかな肉、そしてスープを1日の総量350g摂る生活を続けるうちに体調が良くなっただけで無く、頭脳が冴え渡り幸福感に満たされたそうです。
ちなみに1日の食事量はどの程度だったかと言うと
- 全粒粉食パン1.5枚(240kcal)
- 卵の黄身2個分(140kcal)
- 鶏モモ肉 75g(150kcal)
- スープ 一杯(67kcal)
以上で食事量は358g、総カロリーは597kcalです。
かなり少ないですよね。
みなさんご存知の様に成人女性は1400~2000kcal、成人男性は2200kcal程度が1日に必要なエネルギー量と言われています。
それと比べるとコルナロさんの食事は本当に少量で、場合によっては1食分と考えても少なく感じられるかもしれません。
食事量はさておきコルナロは102歳まで生きた超長寿者として世界に知れ渡り、彼の「無病法」は大注目を集めました。
そんなわずかな食事で生きるライフスタイルは西洋で知られ、また近年では、少食にとどまらず何も食べずに生きる「不食」を実践される方が増え始めています。
食事を摂らず本当に生きていけるのか、常識を覆す様なライフスタイルですよね。
私も瞑想を続けている内に波動が上がり、段々と食事量や回数が減り、内容も変化していますので、その便利さや快適さを日々感じております。
体の調子がすこぶる良いですし、気分が軽やかで、何より買い物や料理が楽ですし、体型維持も氣にする必要がないのが特徴です。
そこで不食で有名な人物をご紹介します。
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不食 (少食でも健康) の人!秋山 弁護士から学ぶ
「不食」を日本に広められたのは秋山弁護士という方で、本名は秋山 佳胤(あきやま よしたね)さんで、ロータス法律特許事務所で弁護士をしていらっしゃいます。
秋山さんは弁護士のかたわら代替医療の医学博士という肩書きを持ち、様々な事を勉強されている様です。
ですが「不食」を実践される様になったのは、あるきっかけがあったようです。
という事で秋山弁護士の経歴をご覧下さい。
- 1969年東京生まれ
- 1992年 東京工業大学理学部情報学科卒業
- 1998年 弁護士登録
- 2008年 ロータス法律特許事務所設立
秋山さんは当初、東京工業大学で数学とコンピュターを学ばれていましたが、ところが大学2年生の時に膝の怪我の手術を受けた事がきっかけで司法試験を目指す様に。
約5年半の間勉強に励まれましたが、その間体調を整える為に始めた気功に夢中になり、科学とは異なる世界に関心を覚えたそうです。
やがて弁護士として働き始めた頃、 自宅近くで開かれたホメオパシー(自然治癒力を引き出す医療法)の勉強会に参加した所感銘を受け専門学校へ入学。
ロンドンへ研修に行かれた際には、不思議な体験に遭遇し、そこからスピリチュアルな世界に興味を持たれるようになりました。
さらにオーストラリアのブレサリアン(不食家)で有名なジャスムヒーンさん(Jasmuheen Ellen Greve)のワークショップに参加され、2006年に7日間の「不食」を経験し、そこから秋山弁護士の不食家としての人生が始まりました。
とは言え最初から「不食」になった訳では無く、最初は3年間かけて体を調整しながら、肉食や乳製品を減らし、主食を玄米菜食へチェンジ。
野菜や果物のみを摂取し、最終的にはほとんど食べずに生きられるようになったそうです。
「不食」というと全くものを食べないイメージがありますが、実際には一切食事を摂らない訳ではありません。
食べたいという欲求は大切にし、食べたいなら素直に食べ、我慢や食欲を抑えるのでは無く、リラックスする事で波動が上がり食事量が自然と減ったそう。
そして持病やメンタルの不調が劇的に改善され、走り回っても疲れない体に、そればかりか睡眠時間はわずか2時間程度。
私たちの常識を根底から覆すようなライフスタイルですが、私もいくつか経験している事柄とマッチするので、すんなりと入ってきました。
秋山さんは「不食」という道を選択した事で心にも大きな変化が起こり、否定したりネガティヴな思考が無くなり、こだわりや悩みも無く軽やかになったそうです。
また弁護士という職業柄、争い事はつきものですが、視野が広がり思いもよらない解決策や合意点が次々と思い浮かぶ様に。
食べる事への執着が緩和したことをきっかけに、生き方自体に制限がなくなってきて、自由さと叡智を兼ね備えた存在になってきた感じします。
わたしたちは生きていく上で食事は絶対必要と思い込んでいますが、秋山弁護士の実例を目の当たりにすると、一考の余地があるかも知れないと思うのは私だけでは無いはずです。
特の私の場合には、実際に「不食」を体験し始めているので、余計に響いてくるケーススタディのようです。
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不食 (少食でも健康) の人!プラーナのメカニズムとは?自然エネルギー
「不食」や「ブレサリアン」にまつわるワードで「プラーナ」というものがありますが、一体どの様なものなのでしょうか。
プラーナとはサンスクリット語(古代インド語)で“呼吸”や“息吹”を意味しますが、日本人にとっては“氣”と言えば良いのかもしれませんし、そこら中にある自然エネルギーという考え方が腑に落ちます。
そしてプラーナ(自然エネルギー)だけで生きている方々がブレサリアン、まるで霞を食べている仙人のようです☁
プラーナだけで生きる事を目指すかはさておき、普通の人でもプラーナを体内に取り込む事が出来るので、通常よりも無駄が少なく、いつまでも若々しく健康的な生活を送れるのではと思っています。
人間の細胞にストックする光エネルギーとは?高波動=美しい
人間の細胞にはフォトンという光エネルギーが入っています。
これは科学的にも確認されている事ですが、通常は太陽光やその他の自然エネルギー、食べ物等から摂取してストックしているものと考えられています。
不思議なことですが、人間の体はこの光エネルギーが活動の源となり、様々な生理活動を行っているようですので、この光エネルギー(プラーナ)を森林浴・日光浴・温泉等の地熱・滝のマイナスイオン・新鮮な空気などから取り込めれば良い訳です。
この際、瞑想などを続けて波動が上がってくると、自然エネルギー(プラーナ)を効率よく取り込めていると感じていますし、食事量も自然と減ってきて、野菜中心の食事を美味しく感じていますので、そこがポイントかなって思います。
プラーナを効率よく取り込む瞑想のご紹介!
またプラーナを体内に取り込む為の「プラーナヤーマ」という呼吸法もあります。
「プラーナヤーマ」の呼吸は
- 息を吸う(呼吸)=宇宙エネルギーを受け取る行為
- 息を止める(止息)=そのエネルギーの活性化
- 息を吐く(呼気)=全ての思考と感情が空になること
という三段階に分けられ、止息、吸息、止息、呼気の長さを等しくし、3秒息を吸ったら3秒息を止める、3秒息を吐いて3秒止めるという感じ。
最初は同じ秒数でなければならないという点に気が向いてしまいがちですが、こだわらずにリラックスして行うのがポイント。
深呼吸でプラーナが体内に取り込まれて、細胞に行き渡りフォトンが光るのをイメージすると、より効果的かも知れません。
心と体に活力を与えてくれるプラーナ。この機会に日頃から意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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不食 (少食でも健康) に至る経緯とは?難病からの復活!
不食を取り入れている方が徐々に増えていますが、みなさんどの様な経緯で不食という道を選択されているのでしょうか。
先ほどご紹介した秋山弁護士と同様、日本で不食者として有名な森 美智代さんという方がいらっしゃいます。
森さんは21歳の時に「脊髄小脳変性症」という病を患い、余命10年以内と診断されたそうです。
「脊髄小脳変性症」は、治療法が見つかっていない難病!
通常の医療では完治できない事を知った森さんは、断食や少食などを組み合わせた「西式甲田療法」を試す事に。
2年ほど続けたところ明らかに体調が良くなっている事を感じたそうで、その後なんと治療法が無いと云われていた難病が完治。
それを機に現在は1日1杯の青汁を飲む生活を続けていらっしゃいます。
森さんの様に病気治療がきっかけに不食に至った方もいらっしゃれば、自然と不食に至った方など経緯は様々。
森さんや秋山弁護士、山田鷹夫さん 3人の不食者の実体験が記された「食べない人たち(「不食」が人を健康にする)」という本が出版されています。
更にオーストラリアのブレサリアン・ジャスムヒーンさんが奨励する3週間絶食プログラムなどもありますので、興味のある人はチェックしてみてくださいね↓
まず1年目は肉食をやめ、2年目に乳製品をやめ、3年目 4年目は果物、5年目はジュースのみといった過程が必要で、それらの準備期間を経る事で自然と不食へ移行出来るそうです。
不食という生き方はある意味究極と言えるかもしれませんが、体内をスッキリさせたいなどの目的がある方はプチ断食などを試してみるのも良いかもしれませんね。
NOTE:後、不食を目指すのは違うかなとも思います。
私の経験では瞑想などを通して波動が上がると、自然と食事回数は減ってきますし、何も考えなくても野菜が美味しくなってきますので、体型・体調維持とかも自動で行われます。
ですので、波動が上がるようなライフスタイル(愛と喜び、感謝)を心がけるのが、一番のポイントのような気がします。
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不食 (少食でも健康) のダイエット効果やウェルビーング(肉体と精神の健康)
「不食」についてお伝えしていますが、実践されているみなさんが心と体 両方の健康を実感されています。
そもそも健康な体とはどの様な状態を表すのでしょうか。
まず心も体も完璧に働いているところを想像して見ると、今世界中を脅かしているウイルスも無ければ病も無く、疲れも絶望感も感じない状態です。
この様な場合は生まれて間もない赤ちゃんと同じで、細胞自体が健康で汚れなどありませんので、免疫器官は100%機能します。
そしてウイルスや様々な病気の影響も受ける事はありません。
「不食」を実践されている方の場合、人間が毎日食事から取り入れている毒素とは無縁になります。
食事は人間の体を作る一方、農薬や合成調味料など挙げたらキリがないくらい有害物質が用いられています。
「不食」は様々な有害物質が体内から取り除かれているので細胞自体が健康に。
また日々当たり前の様に摂っている食事ですが、改めて考えると時間や手間がかかっていますよね。
まずは何を食べるのかを決め、外食するならお店まで足を運ばなければなりませんし、自炊するなら買い物や食事の準備(材料を切ったり調理したり)が必要です。
さらに食べ終わったら後片付けが待っていますし、食事を摂るからこそトイレに行く時間も必要になります。
普段全く意識した事がありませんが、食事の為に必要な時間や労力は以外と負担が大きい事が分かります。
そんな負担から解放され自由に使える時間も増えますし、そして何より食べることへの危機感や不足感、執着がなくなるので、心がすっきり軽くなります。
そして食べ物の消化や、煩わしい情報への配慮に使われていたエネルギーが不要になり、他の部分にまわされるので、今の瞬間を生きている感覚がパワーアップ。
「不食」のダイエット効果もありますしね。
私の場合は、食料品を買いに行く頻度や、栄養価等を考えて大量に買い込む習慣、飢餓への不安がなくなったので、気持ちがスッキリとしたのが一番良かったと思っています。
当たり前だと思っている事が実は思い込みだった、その様な事が知らないだけで意外とたくさんあるのかもしれません。
不食 (少食でも健康) という人の生き方!秋山弁護士を例に|プラーナエネルギーって?ダイエットのまとめ
常識を覆す様な「不食」についてご紹介致しました。
「不食」という生き方については、基本「生きるために食べる」と思っていましたし、体を動かす為にエネルギーが必要だとも思っていました。
でもそれは単なる思い込みで、食べることは楽しみや喜びでもありますが、エネルギー摂取と考えるとそれに対して代替の方法があるのが自然の妙でもありますよね。
それに不食の方々は空腹感を感じず幸福感に満ちているのは事実ですし、食べること自体にも消化のためのエネルギー消費や様々なリスクがつきまとっているのも事実ですしね。
「不食」という生き方から学べるのは、思い込み一辺倒で生きるより、多くの選択肢や自然の可能性、私達が宇宙から与えられている様々な豊かさに視点を向けることが、より良い生き方(意識進化)だと感じさせられます。