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タケミカヅチ神社!武甕槌命(たけみかづちのみこと)のご利益|鹿島神宮や国譲り

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タケミカヅチ神社!武甕槌命(たけみかづちのみこと)のご利益|鹿島神宮や国譲り

関東のパワースポットとして屈指の人気を誇る「鹿島神宮」、由緒あるこちらの神社は広大な敷地を誇り、日々多くの参拝客で賑わいをみせています。

そんな「鹿島神宮」の御祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)

難しい漢字のお名前ですが、「国譲り神話」で活躍された頼もしい神さま。さらに地震を治める神さまとしても有名です。

とっても頼りになる神さまですが、武甕槌命についてもっと詳しく知りたいという方の為に、「国譲り神話」も交えて詳しくご紹介致します。

タケミカヅチが祀られている鹿島神宮!茨城県鹿嶋市に鎮座

全国に約600社ある「鹿島神社」の総本社となるこちらの神社は、千葉県香取市の「香取神宮」、茨城県神栖市の「息栖神社」とともに“東国三社”として知られています。

この東国三社の本当の意味は、大陸プレートが均等を保つ日本を駆け抜ける中央構造線の始まりの地として、極性がなく、言霊を発するとすぐに具現化され、大抵の望みは叶う願掛けの地と云われています。

創建は神武天皇元年(紀元前660年)という由緒あるこちらの神社の御祭神は、今回お伝えしているタケミカヅチノカミ。

タケミカヅチは武神ということから、 Jリーグの鹿島アントラーズがシーズン前に必勝祈願を行っていて、サッカーやチームファンにとっても聖地の様な存在ですが、境内の敷地は広大でなんとその大きさ約21万坪。

東京ドーム15個がすっぽり入ってしまう大きさなのです。そんな広大な敷地には見所盛りだくさん。

「日本三大楼門」の一つ!徳川頼房が奉納

「日本三大楼門」の一つと云われる色鮮やかな楼門は、1634年に水戸藩初代藩主 徳川頼房が奉納したもの。

徳川家三代将軍 家光が病に倒れた際、頼房が「鹿島神宮」に祈願したところ回復した為、そのお礼に楼門を奉納したそうです。

国の重要文化財に指定され、福岡県福岡市の「筥崎宮(はこざきぐう)」、熊本県阿蘇市の「阿蘇神社」とともに「日本三大楼門」と言われるだけあり威厳ある雰囲気。

その姿をぜひじっくりご覧ください。

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御神木に注目!高さ約43メートル・樹齢1300年

出典:鹿島神宮

楼門をくぐると右手には拝殿と本殿、左手には授与所と宝物館がありますが、本殿近くの御神木に注目。高さ約43メートルで樹齢はなんと1300年。

本当に長い間参拝客を見守り続けてきた御神木からは強力なエネルギーを感じます。ぜひ御神木のエネルギーを吸収して下さいね。

更に奥に進む、関ヶ原の戦いで勝利を収めた徳川家康によって奉納された奥宮が登場。静寂に包まれた森の中にたたずむ奥宮はとっても厳かな雰囲気。

軽く目を閉じ思いっきり深呼吸して頂くと、まるで心が浄化されるかのよう。忙しい日々を過ごされている方には特にお立ち寄り頂きたいスポットです。

「鹿島神宮」の見所はまだまだあります。

「要石」地震の抑止力!大ナマズ鎮める

まずは「鹿島神宮」の地中深くに埋まっている「要石」、こちらの「要石」によって大きな地震の発生を抑えていると考えられています。

でもこの「要石」はとっても不思議で、徳川光圀がその深さを確かめる為に地中を掘り起こしたのですが、一週間掘り続けても底が見えず掘るのを諦めてしまったそうです。

地上に出ている部分はほんのわずかですが、一体どれほど深くまで続いているのかは大きな謎。でもこの地を守る強力なパワーを誇る石である事は確かな様です。

「御手洗池」の不思議!「大寒禊」の場

こちらの池では毎年200人もの人々が「大寒禊(だいかんみそぎ)」を行う修行の場なのですが、こちらにも不思議な現象が。

なんと子供、大人に関わらず誰が入っても同じように胸の高さまで水面がくるそうです。子供と大人では身長差がありますし、普通に考えてもありえないことですよね。

はるか昔から「禊」が行われていた場所は、目に見えない力で守られているのでしょうか。

実際「禊」を行わなくても、澄んだ池の水を見ているだけで心が穏やかに。ぜひ「御手洗池」にもお立ち寄り下さい。

お伝えしたように「鹿島神宮」の広大な敷地の中には数々のパワースポットが点在しています。心が静まるとっても素敵な神社なので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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武甕槌神の国譲り!大国主神と交渉

まず国譲り神話をご紹介する前に 日本の神さまは大きく分けると二つに分類される事をご存知ですか?

その二つの分類とは「天津神(あまつかみ)」と「国津神(くにつかみ)」です。

天津神は高天原にいらっしゃる、または高天原から天降った神さまの事、一方の国津神は地上に現れた神さまの事。

天津神・国津神の「津」を平仮名の「の」に変えると天の神・国の神となるので分かりやすいと思います。

そしてこれから登場する天照大御神(あまてらすおおみかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、武甕槌神は天津神、大国主神(おおくにぬしのかみ)は国津神である事を念頭に置いてお読みください。

天照大御神の司令を受けて!

高天原を治める天照大御神は地上を自分の子孫(天津神)に任せたいと考えていました。

地上を治めていたのは国津神である大国主神。天照大御神は統治権を要求するため天菩比神(あめのほひのかみ)を地上に派遣。

ところが何の音沙汰もなく3年の月日が経過してしまいました。

そこで2番目の使者として天若日子命(あめのわかひこのみこと)を地上に派遣しましたが、なんと大国主神の娘と結婚し地上で暮らす事に。

困り果てた天照大御神は高天原の神々を集め会議、3番目の使者に選ばれたのがと武甕槌神(経津主命)でした。

武甕槌は長い剣を従え大国主神の元へ、地上を譲るよう説得しますが「自分の一存では答えられない。子供たちの意見を聞いて欲しい」という返答でした。

大国主神の要求の通りまずは釣りをしていた事代主神(ことしろぬしのかみ)の所へ向かいます。

すると事代主神は国を譲る事をあっさり承諾し、乗っていた船の中へ隠れてしまったのです。武甕槌の気迫に恐怖を抱いてしまったのかもしれませんね。

次に武甕槌が向かった先は事代主神の弟 建御名方神(たけみなかたのかみ)の元へ。建御名方神は兄とは真逆で国譲りを大反対。

武甕槌と力比べをしましたが全く歯が立たず、諏訪の地まで追い詰められてしまいました。

そんな経緯を知った大国主神は“立派なお社を建てる事”を条件に国を譲る事に。

大国主神の要求の通り出雲に立派なお社が建てられ、これが現在の「出雲大社」です。

あの世界的にも有名な「出雲大社」がこの様な経緯で建立されたなんて とっても興味深いですよね。

この「国譲り神話」だけを見ると大国主神は失礼ながら頑固な印象を受けますが、実は嘘の治療方法を教えられ泣いていた皮が剥がれていたウサギを助けた心優しい神さま。

“因幡の白兎”は有名な話なのでご存知の方が多いかもしれません。また与えられた数々の試練を乗り越え恋を成就させ、その後国造りを任されたという経緯があります。

大国主神は“縁結びの神さま”として有名ですが、様々なご縁を結びながら国を造られたからこそ今の日本があると言えるのではないでしょうか。

さて大国主神から国を譲られた天照大御神は自分の孫である邇邇藝命(ににぎのみこと)を地上に派遣する事になりますが‥‥

それは「天孫降臨(てんそんこうりん)」という話なので、また別の機会に。

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武甕槌命(たけみかづちのみこと)のご利益!

武甕槌命が授けて下さるご利益は、武道守護・国家鎮護・芸能上達・豊漁・航海安全・安産・病気平癒・厄除け・交通安全・延命長寿など様々。

武神や剣神としてしられる武甕槌命は雷神という面もお持ちで、お名前の「みかづち」は「厳雷(いかづち)」「御雷(みかづち)」などと解釈されています。

「国譲り神話」からもわかるように、ここ一番の勝負事や取引などを成功させたい時にお力を借りたい神さまです。

先ほど「鹿島神宮」の要石をご紹介しましたが大ナマズを制する姿が多くの場所で描かれている様に、地震を治める神様としても有名。

日本は地震大国などと言われますが、それでもはるか昔から現在まで日本が存在するのは武甕槌命がお守りして下さるお陰なのかもしれませんね。

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タケミカヅチ神社のご紹介!

石上

武甕槌がおまつりされている「鹿島神宮」をお伝えしましたが、他にもおまつりされている神社がありますので簡単にご紹介致します。

  • 石上神宮(奈良県天理市布留町布留町384)
  • 春日大社(奈良県奈良市春日野町160)
  • 古四王神社(秋田県秋田市寺内字児桜一丁目5-55)
  • 椋神社(埼玉県秩父市下吉田7377)
  • 大原野神社(京都市西京区大野原南春日町1152)
  • 吉田神社(京都市左京区吉田神楽岡町30番地)
  • 枚岡神社(大阪府東大阪市出雲井町7-16)

この他全国には武甕槌をおまつりしている神社はありますので、お住まいの地域で探されてはいかがでしょうか。

タケミカヅチ神社!武甕槌命(たけみかづちのみこと)のご利益|鹿島神宮や国譲りのまとめ

女性案内アイコン「鹿島神宮」におまつりされる武甕槌命についてご紹介致しました。

神さまのお名前だけ見てもただただ難しく感じてしまいますが、神話を知る事でよる神さまの存在を近くに感じられるはずです。

日本、そして人々をお守りして下さる神さまについて学ぶのはとっても素敵な事ですよね。

あまり難しく考えすぎず、ゆっくり時間をかけ楽しみながら学んでいただけたらと思います。

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