奈良県桜井市に鎮座する「大神神社」
「大神」と書いて「おおみわ」と読むこちらの神社は、「三輪山」を御神体とする日本最古の神社です。
多くの神社には御神体をお祀りしている「本殿」がありますが、大神神社は三輪山を御神体としている為本殿は無く、拝殿を通して三輪山を拝む原初のスタイルを現在も保っています。
そんな由緒ある神社を訪れ、日本が歩んできた長い歴史を感じてみてはいかがですか?
今回は日本最古の神社として知られる「大神神社」にまつわる不思議なお話や、とっても素敵なオリジナル御朱印帳などについてお伝え致します。
大神神社の不思議な体験やお話!
大神神社への参拝で不思議な体験をされた方がたくさんいらっしゃいます。
まず鳥居をくぐり境内へ一歩足を踏み入れた瞬間空気が一変し、霊感がある無しに関わらずその強いパワーをお感じ頂けるはずです。
大神神社の雰囲気を事前に知りたいという方はJR東海のCMがオススメ、JR東海「いま、ふたたび奈良へ?大神神社:90秒編」をご覧いただくと、大神神社の厳かな雰囲気が伝わると思います。
90秒の映像を見ただけで鳥肌が立つ程素敵なCMになっていますので、ぜひご覧ください。
話は元に戻り、大神神社での不思議体験として、多くの方が三輪山への登拝で説明のつかない様な体験をされています。
ある方は入山受付ギリギリで晴天の中登りはじめたそうです。
すると突然天気が変わり、なんとみぞれ混じりの雪が降り出し、山肌はぬかるみ、足元は険しかったものの、なぜか下山する事は考えずそのまま山頂へ。
頂上へ着いた頃には、全身ずぶ濡れの寒さで手足の感覚が無くなっていたそうですが、そのような中でも下山する事になり、その際にぬかるんだ土に足を取られ大きく転倒してしまいました。
尻もちをついた状態でそのまま谷底に落ちる様な恐怖を体感されたそうですが、その後大怪我に至る事も無く無事に下山。
真っ白いコートを着ていらしたそうですが、なんと尻もちをついて落下する様に転んだにも関わらずコートは汚れもなく真っ白のまま。
ぬかるんだ道のりをひたすら歩いたものの靴も全く汚れていなかったそうです。
どう考えても不思議と云いますか、守られているように感じませんか?
このような不思議な経験によって三輪山の魅力に取り憑かれその後も幾度となく登拝された様ですが、ある時受付を済ませると神職さんから一言。
「もしかしてあなたも三輪山で不思議な経験をされたのですか?」
驚いて「はい。」と答えると、「三輪山では説明がつかない様な不思議な経験をされる方が本当に多いのです。」と仰ったそうです。
神職さんのお話やご紹介した方の実体験の様に、三輪山で不思議な現象と遭遇された方がたくさんいらっしゃいますが、それは三輪山に鎮まる神さまからのメッセージなのか。
もちろん全ての方が不思議な体験をされる訳ではありませんが、他のパワースポットと比べるとその確率は高そうです。
果たしてみなさんは一体どの様な体験をされるのでしょうか。
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大神神社のパワースポットと江原さん
大神神社の神さまが鎮まる三輪山の不思議体験についてご紹介させて頂いていますが、それを裏付けるかのように、有名なスピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんが“日本で5本の指に入るパワースポット”と紹介しています。
全国には本当に沢山の神社がある中、5本の指に入るとは余程の事ですし、不思議体験をされる方が続出しているのも納得です。
そんな大神神社には強力なパワーを授かれるスポットや見所が盛りだくさんですので、参考までに「しゅうさん」という方がルポをしていますので、よかったらご覧ください↓
大鳥居と三ツ鳥居!
昭和59年に昭和天皇の為に造られた大鳥居は高さ32.2m、柱間23mで、建立当時は日本一の大きさ。
又撮影禁止となっている「三ツ鳥居」はサントリーの創業者 鳥井信治郎さんが参拝された際、社名を「サントリー」に決めたと言われています。
日本人で知らない人はいないと言える程の大企業「サントリー」の由来が大神神社だったなんて驚きですよね。
巳の神杉!
更に境内の「巳の神杉」は白蛇が棲んでいると言われ、卵やお酒が供えられています。
蛇は卵を丸呑みしますよね。
その事から願い事も丸呑みし叶えてくれるそう。
叶えたい願いがある方はぜひお供えをしてご利益を授かって下さいね。
大神神社のパワースポットはまだまだあります。
狭井神社!
大神神社の摂社 「狭井神社(さいじんじゃ)」は薬の神さまがお祀りされ、様々な薬草木が植えられています。
そして狭井神社の恩恵を求めた数々の製薬会社が寄贈した灯籠がズラリと圧巻の光景が広がります。
薬井戸!御神水
狭井神社の裏手にある「薬井戸」には三輪山から湧き出る御神水が、万病に効き心から元気になれるそうです。
ペットボトルを持参し持ち帰る方も沢山いらっしゃる程大人気なので、ぜひみなさんも御神水を頂いて下さいね。
この様に大神神社にはパワースポットが沢山点在しており、その強力なパワーを授かる為にも、ぜひ時間をかけて境内を散策して頂きたいと思います。
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大神神社の怖いとは?人間の作り話
大神神社のご祭神は大物主大神(おおものぬし のおおかみ)
「古事記」によると大物主大神が出雲の大国主神(おおくにぬし のかみ)の前に現れ、国造りを成し遂げる為に三輪山に鎮まる事を望まれました。
冒頭でもお伝えしましたがご祭神がお山に鎮まる為に、本殿を設けず直接三輪山に祈りを捧げるという、神社の社殿が成立する以前のスタイルを保っている事から日本最古の神社と云われています。
ご祭神の大物主大神は国造りの神さまという事から国土開拓、農業・工業・商業などの産業開発、方位除け、病気平癒、造酒、縁結びなど授かれるご利益は様々。
古来から人々の心に寄り添ってきた神社ですが、「大神神社」と検索すると「怖い」というキーワードが出てきます。
神社、怖いというワードが結びつくと“祟り”などを想像してしまいますよね。
大神神社が怖いとは一体どの様な事なのでしょうか。
お伝えした様に大神神社のご祭神は三輪山に鎮まり、三輪山自体とても神聖な場所。
見て拝む事は出来ても実際入る事が出来ない“禁足地”とされていました。
三輪山のあらゆる場所にや草木に神が宿っていると考えられていたのです。
時は流れ明治以降になると信者の方々の要望によって、規制を守れば誰でも入山可能になりました。
とは言っても三輪山は神さまがいらっしゃる場所。
「入山の心得」を守れる方のみ登拝可能:
禁止事項とされているのは基本的な事で
- 水分補給以外の飲食や火気の使用
- カメラやスマホでの撮影など
また三輪山へ入山する際は受付が必要:
- 「住所」
- 「氏名」
- 「緊急連絡先」を記入します。
受付時間:午前9時から14時まで。
下山報告:16時までとなっており、どちらも時間厳守。
登拝料:300円を納め、入口に用意されている祓串でお祓いを済ませ、白いタスキをかけて登拝します。
標高465mですがひたすら上り坂なので、気軽な気持ちで登拝されると想像以上にキツイ道のりかもしれません。
「三輪山は呼ばれた人でなければ入山出来ない」「祟りがある」などとも云われていますが、これはあくまでも噂で「入山の心得」を守るよう登拝する方々に向けた戒めが「祟り」という形で拡散されてしまったと考えられます。
“約束事を守れなければバチが当たる”という考えは昔からありますが、それは人間の作り話ですし、子供に云って聞かせるための方便だったりもします。
三輪山は、皆さんを護る神さまがいらっしゃる神聖な場所ですので、マナーを守り謙虚な姿勢で登拝すれば「祟り」などあるはずないですし、怖いと恐れる必要は全くありませんよ。
1000年以上禁足地とされていた場所だからこそ、作り話や噂が絶えないのかもしれませんね。
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三輪山の悲しい伝説!
「怖い」繋がりでご紹介させて頂くと、三輪山にはある悲しい伝説が伝えられています。
祟神天皇の御代に御神意を伝える巫女として仕えたのが倭迹迹日百襲姫(やまと ととび ももそ ひめ)
ヤマト トトビ モモソ ヒメはオオモノヌシの妻となりますが、オオモノヌシは夜にしか姫の元を訪れませんでした。
真っ暗な夜は当然相手の顔を見る事が出来ないので、ある時「あなたの顔を見せて頂けませんか」とお願いします。
それを聞き入れたオオモノヌシは「箱を開けても決して驚かないように」と伝え、箱の中に入りました。
翌朝不審に思った姫が箱を開けると、なんとそこには蛇の姿があったので、思わず悲鳴を上げ驚いていると、蛇は麗しい姿の男性に姿を変え約束を破った姫を責めました。
なんと蛇はオオモノヌシの別のお姿だったのです。
そして約束を破った事を重く捉えたオオモノヌシは「二度と会えぬ」と姫に伝え三輪山へ一人で帰ってしまいました。
後悔して腰を落とした姫は、箸で自身を突いて息絶え、その後ヤマト トトビ モモソ ヒメのお墓は「箸の御墓(みはか)」と呼ばれ、三輪山の麓に供養されています。
そんな「日本書紀」に記されている悲しいお話を裏付けるかのように、大神神社の境内には蛇神の手水舎や、巳の神杉など蛇にまつわるものが目立ち、蛇神さまとして古くから信仰されていた事が分かります。
大神神社が「怖い」と噂されるのは、この様な言い伝えも原因の一つになっているのかもしれませんね。
大神神社は長い時を経て、現在に至るまで人々の心に寄り添い信仰を集めた神社ですので、噂話に左右されずぜひ足を運んで頂きたいと思います。
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大神神社の開門時間?ご祈祷の順番
大神神社は定休日や拝観料もなく終日解放されていますが、お守りや御朱印を取り扱う授与所は8時30分から16時30分までなのでお気をつけ下さい。
受付時間:9時から17時まで。
ご祈祷料:「神符大 4,000円」「中箱 5,000円」「大箱 6,000円」「大箱袴掛 10,000円以上」の中からご自身にあったものをお選び下さい。
初めてご祈祷を受けられる方はどの様な流れなのか少し不安になってしまいますよね。
大神神社の場合の流れを簡単にご紹介させて頂くと:
- まず拝殿向かって左手の「参集殿」で受付を済ませます。
- 受付後ご祈祷料を納め、どの様な事をお願いするのか神職の方に伝えます。
- お願い事によって奏上される祝詞が異なりますので、何をお願いするのか迷われた場合はぜひ神職の方に相談してみて下さいね。
- 申し込みを済ませた後はタスキが渡されますので、首に掛けて祈祷者休憩所で待機します。
タスキは神前に進む際の礼装の代わりなので、ぜひお忘れなくお掛け下さい。
そしていよいよご祈祷が始まると:
- 祝詞が奏上されますので一緒に唱えます。
- そして巫女さんの鈴によってお祓いが行われ「二例二拍手一礼」の玉串拝礼後拝殿に移動。
- 三ツ鳥居を通し三輪山に参拝後、ご神符を頂き終了です。
初めての方は緊張されると思いますが、奏上される祝詞を耳にすると清らかな気持ちになり心地良く感じられるはず。
全て終了した後は不思議と心身共にスッキリ出来ますので、ぜひ躊躇わずご祈祷を受けて頂きたいと思います。
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大神神社の御朱印帳のお値段!
大神神社にはとっても素敵なオリジナル御朱印帳が用意されています。
それまでのデザインを一新し、新しくなったオリジナル御朱印帳は薄緑色ベースの落ち着いたカラーで、表表紙には重要文化財に指定されている拝殿、裏表紙には御神体の三輪山と社紋の三ツ杉が描かれています。
表裏共に厳かな雰囲気を醸し出し、特に表表紙の拝殿は豊かな緑に囲まれ描かれた空が爽やかで、今にも境内に流れる神聖な空気を感じられるようです。
参拝の記念に、またはお土産としてプレゼントされても喜ばれそうですよね。
※授与所でお求め頂けます。
授与所の受付時間:8時30分から16時30分まで。
※授与所受付終了後は「参集殿」でお求め下さい。
「参集殿」の受付時間:7時から17時30分までとなっております。
大神神社の不思議な体験やお話 (怖い?) パワースポットと江原さん|開門時間や御朱印帳の値段のまとめ
日本屈指のパワースポットとして知られる「大神神社」についてご紹介致しました。
日本最古の神社とも言われ、長い日本の歴史を体感できる素敵なパワースポットとなっています。
ピリッと張り詰めた空気と厳かな雰囲気が、きっとみなさんの日頃の疲れやストレスを癒してくれるはず。
これを機会にぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。