兵庫県神戸市東灘区本山町に鎮座する「保久良神社(ほくらじんじゃ)」
こちらの神社は古代文字「カタカムナ」の聖地として知られ、強力なパワーを授かれる人気スポットとなっています。
カタカムナって一体何?と思われた方、カタカムナ文字とは縄文時代後期よりはるか昔、縄文初期と思われる時代、今から1万2千年以上前に栄えていたと考えられる文明で使われていた文字で、別名:八咫鏡文字と云われ、その文字自体が不思議な宇宙的な力を発揮することで有名です。
この文明に関する記述は、書き写された和歌に似た“カタカムナウタヒ”という文献意外に何も残されていない、謎に包まれた文明です。
“カタカムナウタヒ”は「保久良神社」が鎮座する金鳥山由来のもので、神社周辺には多数の古代祭祀場や数々の土器を発見。
この事から「保久良神社」はカタカムナの聖地として考えられるようになりました。
今回は「保久良神社」で授かれるご利益や御朱印、アクセスなどについて詳しくご紹介致します。
保久良神社のご利益とは?椎根津彦命、須佐之男命、大国主命、大歳御祖命
「保久良神社」の創建時期は不明ですが、椎根津彦命(しいねつひこのみこと)の子孫である、倉人水守が祖先をおまつりした事がはじまりとされています。
椎根津彦命は神武天皇が東征の際出会った国津神(くにつかみ)、国津神とは地上にいらっしゃる神さまの事。
これに対し天界にいらっしゃる神さまを天津神(あまつかみ)と云います。
椎根津彦命は神武天皇が東征時 現在の明石海峡に現れ軍勢を先導し、青亀(おうぎ)の背に乗って神戸市東灘区の青木の浜に漂着しました。
そしてこの事が青木(おおぎ)の地名の由来となっています。
「保久良神社」におまつりされているのは椎根津彦命の他、須佐之男命(すさのおのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、大歳御祖命(おおとしみおやのみこと)
須佐之男命は「ヤマタノオロチ伝説」で知られる神さま!
今年は皇室行事のニュースを目にする機会が特に多かったと思いますが、そこで必ず「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」という神さまのお名前が出てくる事をお気付きになりましたか?
天照大御神は皇祖神で日本の総氏神として、日本人ならぜひ知っておきたい神さま。
そんな重要な神さまの弟にあたるのが須佐之男命です。
須佐之男命が授けて下さるご利益は、縁結び・五穀豊穣・学問上達・厄除け・厄払いなど、幅広いご利益を授けて下さる事が分かりますよね。
「保久良神社」だけでなく、全国には須佐之男命をおまつりする神社が沢山ありますので、ぜひお名前を覚えて頂きたいと思います。
大国主命は出雲大社の御祭神!
須佐之男命とともにおまつりされている大国主命は出雲大社の御祭神として有名。
皮を剥がされ苦しむウサギを助けた「因幡の白兎」神話でも分かる様に、頭脳明晰でとっても心優しい神さま。
授けて下さるご利益は、縁結び・子授け・夫婦円満・病気平癒・商売繁盛・五穀豊穣・交通、航海守護などこちらも多岐にわたります。
「因幡の白兎」の様に神話をご覧いただくと神さまの性格のようなものが分かってとても面白いので、興味がある方はぜひご覧ください。
大歳御祖神は別名:神大市比売という女神さま!
大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)は神大市比売(かむおおいちひめ)という別名をお持ちの女神さま。
神大市比売の「大」は偉大・立派、「市」は物々交換する為に人々が集まる事を表し、市場の守護神として知られています。
また同時に農耕や食料を司る神さまで、人々が生きる上では欠かせない神さまである事が分かります。
このように「保久良神社」におまつりされている神さまはあらゆる面でご利益を授けてくださるので、願い事がある方はその想いをぜひ語りかけてみてくださいね。
日頃の感謝の気持ちを同時にお伝えすれば、きっとお力を貸して下さるはずです。
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保久良神社の御朱印!社務所のご案内|鷺宮八幡神社
「保久良神社」には素敵な御朱印があります。
中央に「保久良神社」と記されたシンプルな御朱印ですが、中央に押された朱印が目立ち神聖な雰囲気。
御朱印巡りをしていると本当に様々な御朱印に出逢いますよね。
神社によっては工夫をされ、頻繁に季節限定の御朱印が登場したりカラフルな絵が添えられていたり、中には仕掛け絵本などの様に飛び出すタイプのものもあります。
それらの御朱印と比べると物足りなく感じてしまうかもしれませんが、「保久良神社」は古代文明の聖地。
シンプルさが古代ロマンを感じさせるかの様です。
御朱印はデザインや派手さが重要なのでは無く、神さまと私たちをつなぐ大切なもの。
字の上手い下手で書き直しを要求される方もいらっしゃる様ですが、一つ一つ書いてくださっています。頂いたらぜひ大切にして頂きたいと思います。
さて「保久良神社」は基本無人で誰もいらっしゃいません。
御朱印は「保久良神社」の南 約600mの場所に位置する「鷺宮八幡神社(さぎのみややはたじんじゃ)」 で頂く事になります。
「鷺宮八幡神社」の住所はこちら。
〈神戸市本山北町6-2-26〉
「鷺宮八幡神社」は鳥居と社殿があるシンプルな神社ですが、宮司さんのご自宅が「保久良神社」の社務所を兼ねています。
また「鷺宮八幡神社」は「保久良神社」の“御旅所(おたびしょ)”としても有名。
御旅所とは神社の祭礼において神さま(御神体を乗せた神輿)が巡行の途中で休憩や宿泊をされる場所の事。
御旅所は神社や御祭神にまつわる場所や氏子地域にとって重要な場所が選ばれているそうです。
「鷺宮八幡神社」は元禄5年(1692年)の寺社改帳に記載されている歴史ある神社なので、「保久良神社」と共に参拝されてはいかがでしょうか。
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保久良神社へのアクセス!岡本駅、岡本八幡神社、天上川公園、神戸薬科大学、参道
「保久良神社」へ徒歩で向かう場合2つのルートがありますが、どちらも初めての方には少しわかりにくいので簡単にご紹介致します。
「岡本駅」から「保久良神社」までは徒歩で約20分程度!
1つめのルート:
- 「岡本駅」北口改札(無人)を出てそのまま進み、最初の曲がり角を左へ。
- 岡本駅のホームを左手にしながら進み、突き当りを右へ。
- そのまままっすぐ行くと緩やかなカーブが出てくるので道なりに左へ進むと川に出ます。
- 橋を渡り山へ向かって歩くのですが、ここから上り坂になるので頑張ってお進み下さい。
- 突き当りに「岡本八幡神社」が見えるので右へ曲がり橋を渡ります。
- 「天上川公園」の小さな階段を上がり公園を抜けると、金鳥山参道入り口に到着。
- 道が二手に分かれているので右側の道へ。
- ここからはひたすら上り坂。
- 途中舗装されていない山道もありますがそのまま進むと「保久良神社・梅林」という看板が出てきます。
そこからさらに登ると「保久良神社」へ到着です。
「岡本駅」から「保久良神社」までは徒歩で約20分程度。軽い山登りといった感じなので、ぜひ歩きやすい服装でご参拝下さい。
全て舗装され絶景を味わえる保久良神社参道経由!
全て舗装された道路なので、天気が悪い日などは便利。
先ほどのルートより少し距離がありますが住宅街の中を進むので、のんびりお散歩気分を味わいたい方にオススメです。
2つめのルート:
- まず「岡本駅」有人改札口を出て煉瓦造りのカフェを右へ曲がり商店街へ。
- 商店街の突き当りを左へ曲がりしばらく歩くと「神戸薬科大学」の看板が出てくるので、そこを左へ。
- あとは山へ向かいひたすら進むとY字路が出てきます。
- 左側に「保久良神社参道」と記されているのでそちらへ進み、坂道を上がると到着です。
ずっと続く坂道は辛いものの、到着した先に広がる景色は絶景。
神戸の美しい街並みが疲れを忘れさせてくれるはずですので、ぜひ頑張って歩いて頂きたいと思います。
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保久良神社の駐車場!リパーク・GSパーク・タイムズ
駅から「保久良神社」へ徒歩で向かう場合のアクセスをご紹介させて頂きましたが、神社専用駐車場はありません。
途中まで車で向かう事は出来るものの、その先は通行止め。
お車で向かわれる方は周辺駐車場をご利用下さい。「保久良神社」から比較的近いオススメの駐車場をご紹介致します。
〈リパーク 岡本5丁目第二〉神戸市東灘区岡本5丁目8-30
料金:全日 20分/100円
駐車台数:7台
※保久良神社から701m(徒歩9分~13分)
〈リパーク 神戸本山北町3丁目〉神戸市東灘区本山北町3丁目8-16
料金:全日 8:00~20:00 40分/200円 20:00~8:00 60分/100円
駐車台数:7台
※保久良神社から871m(徒歩11分~16分)
〈GSパーク阪急岡本駅南〉神戸市東灘区岡本1丁目10-34
料金:全日 8:00~22:00 15分/100円 22:00~8:00 60分/100円
駐車台数:21台
※保久良神社から929m(徒歩12分~17分)
〈タイムズ本山北町〉神戸市東灘区本山北町2-3
料金:
- 7:00~21:00 40分/220円
- 21:00~7:00 60分/110円
駐車台数:12台
※保久良神社から933m(徒歩12分~17分)
この他保久良神社周辺には約20件の駐車場があります。
駐車台数や料金がそれぞれ異なりますので、ご希望に合わせてお選びください。
保久良神社のご利益とは?御朱印と社務所・駐車場にアクセスのご案内
謎に包まれた古代文明「カタムナ」の聖地として知られる「保久良神社」についてご紹介致しました。
謎に包まれた古代文字・文明、宇宙と日本とのつながりに思いを馳せながら参拝すれば、本当のストーリーとは何かを感じ、素敵な時間を過ごせるはず。
1000万年前に鞍馬山に降り立ったアルクトゥルス人司令官:サナート・クマラのストーリーや、富士王朝のストーリーに呼応するような、日本の原点の側面とも云えるパワースポットへ足を運んでみてはいかがですか?
境内を歩けば日本の長い歴史を改めて実感させられますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。