島根県出雲市に鎮座する「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」
鮮やかな朱色の本殿や回廊が特徴的なこちらの神社は、地元の方々から“みさきさん”という呼び名で親しまれています。
あの世界的にも有名なパワースポットと言える「伊勢神宮」が“日本の昼を守る”役目があるのに対し、“日本の夜を守る”目的で建立されました。
そんな「日御碕神社」には日本の総氏神とされる天照大御神(あまてらすおおみかみ)、その弟神の「ヤマタノオロチ退治」で有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)がお祀りされ、様々なご利益を授かれる大人気パワースポットとなっています。
霊験あらたかな「日御碕神社」を訪れて日頃のストレスや疲れを癒してはいかがですか?
今回は大人気パワースポットとして知られる「日御碕神社」の御朱印や御朱印帳、授かれるご利益などについてご紹介致します。
日御碕神社の不思議とは?
みなさんは神社やお寺へ参拝の際、お守りをチェックされますか?
その場所によってオリジナルのものが用意され、見ているだけでも楽しいですよね。
と言うかどれも魅力的に見えて参拝する度につい購入してしまうという方も多いかもしれません
日御碕神社にも魅力あふれるお守りが沢山ありますが、表には出ていない“裏メニュー”的なものがある事をご存知でしょうか。
裏メニューと表現するとまるで食べ物の様ですが、知る人ぞ知る強力なお守りと表現した方が良いのかもしれません。
そのお守りの名は「御神砂守り」通称「砂のお守り」で、こちらのお守りは社務所に直接問い合わせて頂かなければ授かれないお守りなのです。
昭和40年に堀田さんという方が地鎮祭用のお砂を日御碕神社で頂いたそうで、交通事故に遭い重症の友人にそのお砂を塗った所一命を取り留め、その後驚きの回復で仕事に復帰出来るまでになりました。
お医者さまは手の尽くし様が無い状態だったにも関わらず見事に回復されるなんて、まさにお砂が起こした奇跡として、この出来事はたちまち広まり、お砂を頂いた方が次々と不思議な体験をされたそうです。
そして境内には「御神砂の碑」が建てられていますが、境内の石碑が不思議体験をされた方の多さを物語っています。
やはり日御碕神社に宿るパワーが強力という事なのでしょうか。
そしてお砂は現在お守りにされ、声をかけた方のみ授かれるように、と言っても大人気なので常にある訳では無く、売り切れになってしまう場合もありますが、中には何度も足を運んでやっと手に出来たという方もいらっしゃいました。
砂のお守りの効果は消える事無く永遠に続くそうなので、参拝の際はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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日御碕神社の御朱印や御朱印帳!
日御碕神社の御朱印はとってもシンプルで、中央に「日御碕神社」の朱印が押され、参拝の日付が、そして右上には「奉拝」の文字が書かれています。
社名を墨書きで記す所が多い中日御碕神社の御朱印はかなりシンプルに見えますが、だからこそ逆に目立つのかもしれません。
御朱印の受付時間:9:00から16:55までとなっております。この他 日御碕神社は出雲國神仏霊場の第二十番になっており、そちらの御朱印も頂けます。
出雲國神仏霊場の御朱印は書き置きタイプ:初穂料500円
中央には「守」と記され、日御碕神社の神紋三ツ柏の朱印が押されて素敵なデザインで、通常の御朱印とはまた違った魅力があるので、こちらもぜひチェックしてみて下さいね。
「出雲國神仏霊場」とは出雲の20社寺を巡るというもの!
決まった期間でまわらなければならないというルールは無く、ご自分のペースでご縁を繋ぎながら心と向き合う事を目的とされています。
一般的に10月は「神無月」と言いますが、出雲では「神在月」と呼ばれる事は有名ですよね。
全国の八百万の神さまが出雲に集まる事からそう呼ばれますが、そんな特別な地域だからこそ大地に宿るパワーを吸収出来る出雲國神仏霊場巡りは大変価値があるものになるのかもしれません。
出雲國神仏霊場は以下の通りです。
- 第一番 出雲大社
- 第二番 鰐淵寺(がくえんじ)
- 第三番 一畑寺(いちばたじ)
- 第四番 佐太神社(さだじんじゃ)
- 第五番 月照寺(げっしょうじ)
- 第六番 賣布神社(めふじんじゃ)
- 第七番 華蔵寺(けぞうじ)
- 第八番 美保神社(みほじんじゃ)
- 第九番 大神山神社(おおがみやまじんじゃ)
- 第十番 大山寺(だいせんじ)
- 第十一番 清水寺(きよみずでら)
- 第十二番 雲樹寺(うんじゅじ)
- 第十三番 平濱八幡宮・武内神社(ひらはまはちまんぐう・たけうちじんじゃ)
- 第十四番 八重垣神社(やえがきじんじゃ)
- 第十五番 熊野大社(くまのたいしゃ)
- 第十六番 須我神社(すがじんじゃ)
- 第十七番 峰寺(みねじ)
- 第十八番 須佐神社(すさじんじゃ)
- 第十九番 長浜神社(ながはまじんじゃ)
- 第二十番 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)
出雲國神仏霊場では「巡拝帳」と呼ばれる専用の御朱印帳が用意されています。
ゴールドの刺繍が神々しい「巡拝帳」のお値段:1,500円。
こちらには神さまの「祝詞」と仏さまの「お経」をまとめた「となえことば」がセットになっています。
「となえことば」を暗記出来なくても見ながら参拝できるので、とっても心強いですよね。
また「護縁珠むすび」という首から下げられる専用の数珠もあり、巡拝者同士のコミュニケーションや巡拝の大切な思い出にも。
こちらのお値段:1,500円。
出雲國神仏霊場を全て巡ればこれまでとは全く異なった世界が見えるかもしれません。
神々が集まる出雲の国、興味がある方はぜひ挑戦して頂きたいと思います。
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日御碕神社のご利益は?
ちなみに日御碕神社の近くに月読命(つくよみのみこと)がお祀りされている「月読神社」がありますが、月読命は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の兄神。
父神さまの伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が、黄泉の国から戻った際に行った禊によって生まれた三柱の神さま。
三柱の神さまを「三貴神(さんきしん)」とも言われます。
日御碕神社に天照大御神、素戔嗚尊がお祀りされ、その近くに月読命がお祀りされている月読神社があるなんてさすが兄弟の神さまといった感じですが、驚きの事実が。
日御碕神社の天照大御神がお祀りされている「日沉宮(ひしずみのみや)」と月読神社はほぼ向かい合っていて、その二社を結んだ直線上に素戔嗚尊がお祀りされる「神の宮(かむのみや)」があるそうです。
計算されたものなのかは分かりませんが、兄弟の神さまが鎮まるこの場所には強力なパワーが宿っている事が分かります。
そんな日御碕神社で授かれるご利益は:
- 厄除け
- 縁結び
- 夫婦円満
- 海上安全
- 交通安全
- 家運繁栄
など多岐に渡り、また境内には沢山の末社がお祀りされているので、それぞれ異なったご利益も。
ぜひゆっくり散策し、強力なパワーを思う存分吸収されてはいかがでしょうか。
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日御碕神社の参拝(時間・方法・所要時間の目安)
日御碕神社には下の宮と上の宮、2つの本殿があります。
桜門をくぐり目の前に現れるのは「日沉宮(ひしずみのみや)」と呼ばれる下の宮で、こちらには天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされています。
そして日沉宮 右側の階段を上がった先には「神の宮(かむのみや)」と呼ばれる上の宮で、こちらには天照大御神の弟神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)がお祀りされています。
この他境内には:
- 「荒神神社」
- 「宗像神社」
- 「立花社」の摂社
- 「韓国神社」
- 「日和碕神社」
- 「秘臺社」
- 「曽能若姫社」
- 「意保美社」
- 「大山祇社」
- 「波知社」
- 「大土社」
- 「中津社」
- 「加賀社」
- 「宇賀社」
- 「窟社」
- 「真野社」
- 「大野社」
- 「間社」
- 「坂戸神社」
- 「大歳社」
- 「若宮」
- 「八幡社」
- 「蛭児社」
- 「御井社」
- 「荒祭宮」
- 「稲荷社」
- 「門客人社」
の末社があります。
日御碕神社には沢山の神さまがお祀りされている事が分かりますね。
境内は広く摂社や末社全て参拝するとそれなりに時間が必要なので、個人差はあると思いますが、通常の方の所要時間は30分~40分程度。
ゆっくりまわりたいという方は1時間程度の時間が必要になりますので、ぜひ時間に余裕を持ってご参拝下さい。
日御碕神社の参拝時間帯:8:30~17:00までです。
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日御碕神社の宮司さん!「草薙剣」「神剣奉天神事」
日御碕神社の宮司さんは代々小野家の方々が務められています。
宮司さんを務められる小野家は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の五世の孫「天葺根命(あめのふきねのみこと)」の後裔だそう。
天葺根命は素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治した際、その尾から出た草薙剣(くさなぎのつるぎ)を天照大御神に献上したと伝えられ、それにちなみ12月31日の深夜には宮司さんがたった一人で天一山(あまかずやま)に登り「神剣奉天神事」が執り行われているそうです。
たった一人で神事を行うなんて、それだけ代々伝わる歴史の重みや背負われてきた使命を感じますよね。
素戔嗚尊がご先祖さまなんて、宮司さんをお見かけしたらぜひお話を伺ってみて下さい。
きっと様々な事を教えて下さるはずです。
日御碕神社の不思議!御朱印 (帳) とそのご利益|参拝 (時間・方法・所要時間の目安) 宮司さんのまとめ
神話に登場する神さまがお祀りされる「日御碕神社」についてご紹介致しました。
周りは豊かな緑に囲まれ、まるで竜宮城のようなたたずまいのこちらの神社。
境内に一歩足を踏み入れれば、神聖な空気と他とは違う強力なパワーを感じて頂けるはずです。
そんな「日御碕神社」、そして神々が集まる出雲の地の魅力を思う存分堪能されてはいかがでしょうか。