高層ビルに囲まれた都心に鎮座する「日比谷神社」は、汐留駅や新橋駅からもほど近く大変アクセスの良いこちらの神社は、別名「鯖稲荷」とも呼ばれ都心のパワースポットとして人気を集めています。
でもなぜ「鯖稲荷」と呼ばれるのか気になりますよね。
その昔苦しむ旅人達に社務所を開放し無病息災の祈願をされたそうですが、そうすると大変なご利益があった為人々は「旅泊(さば)稲荷明神」と呼ぶようになりました。
「日比谷神社」が新橋に移転した以降「旅泊(さば)」が「鯖」の字に転じ「鯖稲荷」と呼ばれる様になったという少し珍しい経緯もあり、あまり大きな神社ではありませんが、高層ビルの合間に突如現れる癒しのパワースポットへ足を運んでみてはいかがですか?
今回は新橋の鎮守さまとして地元の方々からも親しまれる「日比谷神社」のご利益や御朱印などについてご紹介致します。
日比谷神社のご利益!豊受大神と祓戸四柱大神
日比谷神社の主祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)で、伊勢神宮の外宮にお祀りされている神さまとしても知られています。
衣食住を司る豊受大神は、人々が生活する上で欠かせない神さまと言えるかもしれません。
更に主祭神として「祓戸四柱大神(はらいどのよつばしらのおおかみ)」と呼ばれる四柱の神さまがお祀りされています。
それぞれの神さまをご紹介すると:
瀬織津姫大神(せおりつひめのおおかみ)
あらゆる“罪”や“穢れ”、気が枯れた状態になる“気枯れ”を祓い川や海へ流して下さる女神さま。穢れのない本来の自分に戻して下さいます。
日本書紀や古事記にも登場せず、その原書とも言われる「ホツマツタヱ」や「大祓詞(おおはらえのことば)」の中だけにお名前が残されている神さまです。
速開都比賣大神(はやあきつひめのおおかみ)
海の底で待ち構え、瀬織津姫大神が流された“罪”や“穢れ”などを飲み込んで下さいます。
気吹戸主大神(いぶきどぬしのおおかみ)
速開都比賣大神が“罪”や“穢れ”を飲み込んだ事を確認した後、根の国・底の国に息吹を放たれます。
速佐須良比賣大神(はやさすらひめのおおかみ)
根の国・底の国に持ち込まれた“罪”や“穢れ”を消滅させて下さいます。
ご覧頂いた通り4人の神さまが連携して穢れを浄化させて下さる事が分かりますよね。
祓戸四柱大神が御祭神として祀られている神社はとっても珍しく、浄化のご利益を授かりたい方はぜひご参拝頂きたい都心にある強力なパワースポットです。
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日比谷神社の御朱印帳や時間!残念ですが...
神社やお寺によって様々なデザインが施されているオリジナル御朱印帳は、本当に個性豊かで見ていて飽きませんよね。
参拝された場所の御朱印帳をコレクションされている方も少なくないはずですが、ほとんどの場合が直接足を運ばなければ手に出来ないものなので、オリジナル御朱印帳はより価値があるものと言えるのかもしれません。
ご紹介させていただいている日比谷神社には、残念ながらオリジナル御朱印帳は無い様ですが、御朱印は頂けますので、ご自身で御朱印帳をご持参下さい。
御朱印の初穂料:300円となっております。
ところでみなさんは御朱印帳を選ぶ際、何を重要視されますか?
多くの方が表紙のデザインなどで選ばれるのではないでしょうか。実際私もデザイン重視で、お気に入りの一冊を見つけるまでにとても時間がかかったりします。
ですが、今まで全く気にしていなかった“紙質”も、実は重要なのだと気付かされた事がありました。
とある神社で御朱印を頂いた時に、新しくしたばかりの御朱印帳をお渡しした所、「素敵な御朱印帳ですね」と褒めて頂きました。
やっと見つけたお気に入りの御朱印帳を褒めて頂けるなんて嬉しいですよね。
そこから御朱印帳の話題になり、改元後特に様々な形式の御朱印帳に御朱印を書かれる事が増えたそうで、中には一般的なノートの様なものを御朱印帳にされている方もいらっしゃるとの事、ツルツルした紙質は中々墨を吸わないと仰られていました。
御朱印帳をお持ちの方はお分かりだと思いますが、御朱印帳の紙は比較的厚手でしっかりしていますよね。神社やお寺で取り扱われている御朱印帳もその様なものが多いと思います。
御朱印は墨で書いて頂く事がほとんどですので、ノートの様なものを御朱印帳として使用するのでは無く、御朱印専用の御朱印帳を用意して頂く事をオススメ致します。
神社やお寺に置かれている御朱印帳以外にも御朱印帳を取り扱う通販サイトなどもありますので、まだお持ちでない方は御朱印用の紙を使用した御朱印帳を見つけて頂きたいと思います。
本当に様々なデザインのものがありますので、ぜひお気に入りの一冊を見つけてみて下さいね。
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日比谷神社の御朱印は下手ですか?ちょっと失礼かもですね...
“日比谷神社 御朱印”と検索すると“下手くそ”というキーワードが出てきます。
なんだかとっても失礼なワードだなと思いながら記事を読んでみると、確かに御朱印を頂いた方の中に“日比谷神社の御朱印は下手”と書かれている方がいらっしゃいました。
御朱印は多くが墨書きで書かれたもの。
スタンプを使用されている神社もありますが、1枚1枚手書きで書いて頂くものが多いと思いますし、もちろん書いて頂く方によって字体は異なりますし、受ける側がどの様に感じるのかは自由なのかもしれません。
但し、上手い下手で御朱印の良し悪しを判断してしまうのは少し悲しい気がします。
先日ニュースで御朱印を巡るトラブルが取り上げられていました。改元後御朱印巡りをされる方が急増し、それに伴ってトラブルも増えているそうです。
中にはマナー違反というか悪質な方もいらっしゃる様で、御朱印が下手で気に入らないからと頂いてすぐ目の前で御朱印帳を破り新たに書いて欲しいと要求され大変不快な思いをされたと、ある神社の方が語られていました。
御朱印帳を頂く時は初穂料を納められますが、そのせいなのか「お金払ったのだから完璧なもので当たり前」「こっちは客なんだ」とお考えの方がいらっしゃる様です。
そう思われる方はもう一度御朱印の意味を認識して頂く必要があるのかもしれません。
御朱印の意味とは?教えを収めた「納経の証」
そもそも御朱印は納経の証として授けられたもので、現在は参拝の証ですが記念スタンプとは意味合いが違い、皆さんと神社や神さまとのご縁を繋ぐとっても有難いもの。
1枚1枚手書きで書いて頂いたものは決して同じものは無く、頂いた方にとって宝物となるはずです。
そして御朱印には神社に流れるパワーも込められ、お守りと同じ様な効果があるのではと個人的には感じています。
きっと長い間御朱印巡りをされている方は同じ様に感じられるのではないでしょうか。
心を込めて書いて頂いた御朱印を上手い下手で判断するのでは無く、貴重な宝物として大切にされる方が増える事を願っています。
みなさんのほとんどがその様な方々だと思いますが‥
“下手”という口コミが広がる日比谷神社の御朱印も、みなさんと神さま、そして神社とのご縁を繋ぐものですので、感謝の気持ちを持って頂いて下さいね。
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日比谷神社の神輿!「鳥森神社」
日比谷神社と同じく新橋に鎮座する「鳥森神社」
鳥森神社は西暦宮数年、日比谷神社は西暦奇数年の交互に例大祭が開催されます。
開催日:5月4日・5日・6日の3日間。
江戸時代から続くこちらのお祭りはお神輿が担がれ、とっても賑やかな雰囲気で、例年多くの人が訪れ盛り上がりを見せています。
注目は日比谷神社と鳥森神社を毎年交互に行き交うお神輿で、大都会のど真ん中で担がれるお神輿は迫力満点。
時折ご覧になられているサラリーマンの方々からも掛け声がかかり、日本文化の素晴らしさを改めて実感できます。
お祭りの華やかな雰囲気は年齢に関係なくテンションが上がるものですよね。機会がある方はぜひ例大祭の日に合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。
瀬織津姫の詳細はこちらの記事もご覧くださいね↓
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日比谷神社のご利益!御朱印帳や時間と御朱印下手?|神輿・例大祭のまとめ
大都会のど真ん中に位置するパワースポット「日比谷神社」についてご紹介させて頂きました。
全国的にも大変珍しい“祓戸四柱大神”がお祀りされているこちらの神社では、浄化のご利益を授かれる大変人気のパワースポットとなっています。
ぜひ一度足を運んでそのご利益を体感されてはいかがですか?
きっと心身ともにリフレッシュし、新たな気持ちで日常生活を送れるはずです。