天照大御神のご利益とは？左目？アマテラスオオカミ神話！御札／お札 (どこで・サイズ・交換・購入)

パワースポット巡りや御朱印巡りが大きなブームとなり日頃から神社へ足を運ばれる方も多いと思いますが、みなさんは日本の神さまについてご存知の事はありますか？

日本には八百万の神さまがいるとされ神社へ参拝する度にそのお名前を目にされると思いますが、ほとんどが漢字で記されている為 何だかとても難しく感じてしまいますよね。

私も初めは中々お名前を覚えられないばかりか読む事すら出来ず、神道は近寄りがたいものだと思っていました。

でも少しずつ神さまの事を知る度に、それぞれの関係性や様々なエピソードが分かりとても興味深く感じています。

これからも楽しみながら、もっと深く学んでいくと思いますが、みなさんもご一緒に神さまについての知識を取り入れてみませんか？

今回は日本の総氏神 天照大御神（あまてらすおおみかみ）のご利益や誕生秘話、神話などをご紹介致します。

天照大御神のご利益とは？伊勢神宮の主祭神

冒頭でもお伝えした通り天照大御神（あまてらす おおみかみ）は日本の総氏神として、伊勢神宮にお祀りされている神さまとしても有名ですよね。

天照大御神は別名「お伊勢さま」と呼ばれ、お祀りされている神社を「神明社」とも言うため「神明さま」とも呼ばれる様になり、多くのお名前や呼び方で親しまれているのは、やはり日本人に最も深く浸透している神さまだからなのではないでしょうか。

天照大御神は字の通り“天に照り輝く光の神”を意味していて、その名前に象徴される万物創造の太陽の光を司る女神さま。

太陽のエネルギーは地球上の生物にとって必要不可欠ですし、無くてはならない存在として、天照大御神が日本の総氏神という理由に納得です。

そんな天照大御神が授けてくださるご利益は、“国家安泰”や“子孫繁栄”など、日本の総氏神さまとして人々を見守って下さっています。

天照大御神は別のお名前もあるので参考までにご紹介致します。

沢山のお名前がある事が分かりますよね。

「古事記」では天照大御神というお名前で統一されていますが、「日本書紀」では複数のお名前が記載されており、お祓いなどでは神前で「天照坐皇大御神（あまてらします すめおおみかみ）」と唱えるそうです。

漢字で記すとどれも難しいお名前ですが、覚えておいて頂くと神社へ参拝の際などに役立つのではないでしょうか。

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天照大御神は左目から生まれた？誕生秘話

天照大御神は一体どの様に誕生されたのか気になりませんか？

天照大御神の父神さまは伊邪那岐命（いざなぎ のみこと）、母神さまが伊邪那美命（いざなみ のみこと）で、こちらの父母神さまは、日本列島を一から創る国産みと云われる「日本国の創造」を任され、その後に神産みと云われる「八百万神の創造」を行いました。

山や海、風や岩など様々な神さまが生まれる中、火の神さまの出産時に火傷を負い、その事が原因で伊邪那美命は亡くなってしまい、死者が集まる黄泉の国へ旅立たれました。
※実際には、今も日本国を守護してくださる大切な母神様として、健在なのは云うまでもありません。

悲しみに暮れるイザナギはイザナミを追って黄泉の国に行きますが、黄泉の国であの世の食べ物を口にしてしまったイザナミは、この世へ戻る事が出来ません。

仕方なくイザナミを黄泉の国へ封印し下界へ戻りましたが、黄泉の国の穢れを落とすために水で体を清める「禊（みそぎ）」を行った際に誕生したのが、アマテラスを含む3柱の神々です。

目や鼻から神さまが誕生するという表現ですが、通常神様は歴史上実在した人物が多いので、この時代特有の「神格化する目的での創作や表現」だと考えられます。

神さまと人間はとっても遠い存在に感じられますが、誕生秘話の表現を見ていくとその時代背景や実在した神の元になった人物へ、何か特別な想いが湧き上がってくるのではないでしょうか？

更に天照大御神という女神さまをもっと知る事が出来る神話がありますので、お次のコーナーでご紹介致します。

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アマテラスオオカミ神話とは？「天の岩戸開き」

誕生されたきっかけが分かった所で天照大御神の神話をご紹介しますが、神話の中ではとっても有名な「天の岩戸開き」をご存知ですか？

天照大御神、そして神さまの中でも有名な素戔嗚尊（すさのおのみこと）がストーリーの中心になります。

天照大御神の弟神の素戔嗚尊は、海原を任される事になったのですが、母神の伊邪那美命に会いたいと泣きわめいたため、 父神の伊邪那岐命は大激怒。

素戔嗚尊は母の故郷である「根の国」を訪ねる事を決め、その前に姉神の天照大御神の元へ挨拶に向かいます。

ちなみに素戔嗚尊の涙は破壊的な力を持っていますので、泣きわめくだけで世界を滅ぼしかねない破壊力を秘めているため、高天原に攻め込んできたと勘違いし天照大御神は武装して迎える事に。

時間はかかったものの無事誤解が解け、素戔嗚尊はしばらく高天原に滞在する事になりましたが、素戔嗚尊はやりたい放題。

田んぼを破壊し神殿に脱糞という信じられない様な行動に出たため、神々から苦情が出る始末で、姉神の天照大御神は大目に見る様になだめていましたが、ある日とんでもない事件が勃発。

なんと機織り小屋に皮を剥いだ馬を投げ込み、機織り巫女が亡くなってしまったのです。

この事がきっかけで我慢の限界に達した天照大御神は、天岩戸に閉じこもり神々の前から姿を消してしまいました。

みなさんここで思い出して頂くと、天照大御神は太陽の神さま。

居なくなってしまうとどうなるのか？、みなさんのご想像通り世界は暗闇に包まれ、悪がはびこる不穏な状態に。

困った神々達は天照大御神を何とか外へ出そうと宴会をはじめ、注意を引く作戦として、岩戸の前へお供え物をし、みんなで歌ったり踊ったり。

そして天宇受売命（あまのうずめ のみこと）が魅惑的なダンスを披露すると盛り上がりはマックスになり、その様子が気になった天照大御神は外を覗いた瞬間に外へ引っ張り出す事に成功。

そして、無事太陽が戻り 世界に平穏が訪れました。

この話が神話「天の岩戸開き」ですが、気になるのはやりたい放題の素戔嗚尊の処遇、当然責任を取らされ、髪と爪を切り高天原から追放されることになり、そして行き場を無くした素戔嗚尊は人間がいる地上へ降り立ち思いもよらぬ活躍を成し遂げます。

その話はまた別の機会にしようと思います。

神話を知る事で神さまについての理解が深まりますよね。神さまの世界を難しく考えがちですが、意外と人間の様で興味深いと思われませんか？

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天照大御神の御札／お札 (どこで・サイズ・交換・購入)

出典：神社庁

映像でご覧頂きたい方はこちらのサイトへどうぞ！

みなさんは神棚をお持ちですか？

お持ちの方はお馴染みだと思いますが、神棚の中央又は手前に天照大御神のお札「神宮大麻」をお祀りします。

なぜ「天照大御神のお札」ではなく「神宮大麻」と呼ぶのか不思議ですよね。

神宮とはみなさんご存知の伊勢神宮の事で、伊勢神宮という名称で親しまれていますが、正式名称は「神宮」だそうです。

そして「大麻」とはお祓いの道具やお札を表す言葉として使われ、「神宮大麻」は伊勢神宮のお札という意味になります。

そして大麻草は聖なる神からの贈り物として、縄文時代から神事に用いられ、織物や厄除け、食用や油等と様々な用途に利用されてきています。

ではなぜ各ご家庭の神棚に「神宮大麻」がお祀りされるのでしょうか。

伊勢神宮の主祭神はご紹介している天照大御神で、日本国の総氏神として皇室の先祖神として敬われている経緯の中、氏神様が地域の守り神である様に、伊勢神宮は日本人の総氏神・守り神としての信仰があります。

さらに御師（おんし）と呼ばれる神職の方々が全国各地をまわって伊勢信仰を広めた事から、それぞれの家庭で「神宮大麻」がお祀りされる様になり、現在では伊勢神宮から全国各地の神社へ「神宮大麻」が頒布されています。

「神宮大麻」をお祀りしたいとお考えの方は、お近くの神社で頂く事が出来ます。

「神宮大麻」のサイズは3種類。

神棚の寸法に合ったタイプをお選び頂き、そしてお祀りするお札は1年で新しいものに交換します。

多くの神社で1月に古いお札がお焚き上げされますので、初詣を目安に古いお札をお返しして新しいものを頂く事をお勧め致します。

天照大御神のその他の情報は以下の記事もご覧くださいね↓

天照大御神のご利益とは？左目？アマテラスオオカミ神話！御札／お札 (どこで・サイズ・交換・購入) のまとめ！

日本の総氏神様として知られる天照大御神についてご紹介致しました。

一体どの様な神様なのか全く分からなくても、神話を知る事で神さまの個性の様なものが分かるはず。

そして神さまを知れば知るほど神社への参拝が有意義なものになりますよね。

もし最近御朱印巡りを始めたという方がいらっしゃれば、それは神さまとのご縁が繋がったのかもしれません。

パワースポット巡りや御朱印巡りをされている方はぜひ神さまについての知識を深め、神社でより特別な時間を過ごして頂きたいと思います。