今年もお楽しみの目黒さんま祭り(SUNまつり)がまたまた開催! ジューッと音を立てるサンマにかぶりついて幸せ噛みしめたい♪
お祭りの日程や起源などの詳細をご紹介します。
さんまの旨さが毎年メディアでも大きく取り上げられる大盤振る舞いの目黒のさんま祭り。
さんまの旨さが毎年メディアでも大きく取り上げられる大盤振る舞いの目黒のさんま祭り。
下町のトロと呼ばれる脂の乗った旬のさんまが無料で振る舞われる事から、
行くしかないでしょ?と毎年多くの方が訪れ大変な賑わいを見せています。
私もニュースで目黒のさんま祭りを目にする度に美味しそうだなぁと憧れの眼差しで見入ってしまいますが、一方で何故魚河岸のない目黒で「さんま」なのかと疑問に感じていました。
私と同じ様な疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
目黒でさんま祭りが開かれる様になったのは落語の「目黒のさんま」から発想を拝借。
落語「目黒のさんま」ってどんな話?と疑問に思った方の為に詳しいストーリーと、2018年の目黒さんま祭りについて詳しくご紹介します。
目黒さんま祭りの日程!整理券は必要?
日程:2019年は9月8日(日)予定(毎年9月の第1もしくは第2日曜日)
- 時間:10時から14時
- 場所:目黒駅東口、目黒駅前商店街
さんまの整理券などの配布ありませんので朝早く行くのが得策です!
目黒さんま祭りの交通規制は?
毎年目黒のさんま祭り開催時には3万人程度の来場者が予想されるため、上大崎~目黒駅間が通行止めになりバスも迂回するなどの措置を取ります。
近隣の駐車場も長時間待ちになると思われますし、歩行者だらけで危険もあります。
ご来場の際は電車等の公共機関を利用して、なるべく早朝(7~9時の間)に到着するのがおすすめです。
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三遊亭吉窓師匠と落語家陣、東西漫才研鑽会のしのぎを削ったお笑い合戦!
もともと落語のオチをモチーフに始まった目黒さんま祭り!
そんな祭り好きな人を盛り上げようと毎年行われている入場無料の落語会『目黒のさんま寄席』もサンマ人気に大入り満員の大盛況。
落語『目黒のさんま』の名人・三遊亭吉窓師匠率いるレギュラー落語家陣と、誕生八幡神社を本拠地にする東西漫才研鑽会「お笑いセメントマッチ」の競演。
美味しく笑って殿様気分のさんま祭りを逃したら孫の代までの恥!
入場無料の落語会:
今年寄席会場はさんま祭りの本陣・誕生八幡神社。
午前10時からの4部構成で、本物の「さんま」に負けない新鮮な笑いを皆様にお届け。
古典落語「目黒のさんま」サンマは目黒にかぎる!のオチ
https://youtu.be/wqbt2oBxgYw
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目黒の秋刀魚のあらすじ!
大名松平出羽守が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと、空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらいその美味しさに驚いたとのこと。
屋敷に戻ったものの脂が乗ったサンマの味が忘れられません。
とは言え、屋敷の御膳にサンマが出る訳もなし。
そこで親戚へ食事のお呼ばれの時に、ここぞとばかりにサンマを注文しました。
ところが、親戚の家来たちが大名の体を気遣いサンマの脂を蒸して抜いたもの。
ひと口食べてもさんまは全く美味しくありません。
そこで「このサンマはいずれより取り寄せた?」と質問。
すると「日本橋魚河岸にてございます」という返答が。
大名は一言「それはいかん。サンマは目黒に限る!」
海とは無縁な地“目黒”でとれた魚の方が美味しいと断言してしまった世間知らずな大名を表した庶民落語です。
そんなオチがきっかけとなって始まった目黒のさんま祭り。
目黒の良さやさんまの良さをみんなに知ってもらう目的で1996年9月目黒のさんま祭りが誕生しました。
開催時期は毎年9月の第1日曜日か第2日曜日。
さんまの水揚げ量によって開催時期が決定されます。
世間知らずな大名を題材にした落語のオチから始まった目黒のさんま祭り。
「目黒のさんま」という落語のストーリーがわかると、また違った思いでお祭りに参加出来そうですよね。
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宮古市直送の油の乗った新鮮・焼きたてサンマが無料配布
脂の乗った旬のさんまを炭火で焼いて無料で提供してくれる目黒のさんま祭りは秋の風物詩として定着し、毎年多くの来場者で賑わいを見せています。
炭火で焼くさんまは濃厚な恋の味!
炭火の高い熱で炙られ、油の乗ったさんまがジューッと音を立てる様はお腹が減って大変な事になります。
一口食らいつくと口の中が芳醇な甘くて濃厚な旨味で満たされて、よだれも全開状態になるさんまの焼き立ては格別。
我先にさんまに群がるのも納得ですね!
これが無料でいいんですか?
岩手県宮古市で水揚げされた新鮮なサンマ
更に無料となれば多くの方が押し寄せるのは納得できますが、目黒のさんま祭りで用意されているさんまの数は7000匹。
整理券などは用意されない為早い方は朝6時前から並んでいるそうです。
美味しいさんまを食べる為にはそれなりの覚悟が必要なのかもしれません。
そんな無料で振る舞われるさんまは岩手県宮古市で水揚げされたもの。
なんと無料で宮古市から目黒区へ提供されているそうです。
又さんまと言えばすだちを添える事が定番ですが、目黒のさんま祭りには徳島県神山町からこれもまた無料ですだちが提供されています。
岩手県と徳島県のご好意によって目黒のさんま祭りは開催出来るのですね。
目黒は松平出羽守の早駆けの場所!
※目黒駅東口。この辺りは、江戸時代に松平讃岐守・森伊豆守などの上屋敷があり 落語『目黒のさんま』に登場するお殿様(松平出羽守)の早駆けの場所とされています。
お殿様と同じ秋空の下でさんまを食べたことになるのです。
そう考えるとよりさんまが味わい深いものになると思いませんか?
無料で旬のさんまが食べられるからお祭りに参加するのでは無く、落語のストーリーと先ほどもご紹介した様に多くの方の協力の元開催されているという事を知って頂きたいと思います。
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商売繁盛の誕生八幡神社!
※会場の中心となる誕生八幡神社は「誕生八幡」と呼ばれ、安産の守り神とされています。
合祀された徳川三代将軍・徳川家光ゆかりの「重箱稲荷神社」が祀られていて、重箱を使うお弁当屋さんが商売繁盛の祈願に訪れることでも有名です。
そしてそれには理由が...。
三代将軍 徳川家光が狩りを行った際放った自分の鷹が戻ってきませんでした。
落ち込んだ家光でしたが偶然お稲荷さんを見つけその時持っていた重箱をお供えし、鷹が戻ってくる様に祈ったそう。
そんな願いが届いたのかその後鷹が無事に家光の元に戻ってきたのです。
この家光が重箱をお供えした事から現在は重箱を扱うお弁当業者さんが商売繁盛を祈願して訪れる様になりました。
鳥居の両脇にそびえ立つイチョウの木は樹齢300年。
品川区の指定天然記念物になっています。
道路の拡張の為3度も移植されたそうですが無事に耐え今なお健在。
生命力の強さを感じますね。
現在神社巡りがブームになり御朱印を集める方が増えていますが、こちらの神社は基本的に無人で御朱印はありません。
御朱印を集めている方にとっては少し残念な気もしますが、純粋にお参りをしてご利益を願いたいものですね。
目黒SUNまつりも翌週に開催!
目黒SUNまつりは、目黒区地元のお祭りとして目黒さんま祭りの翌週に開催されます。
主催は目黒区民まつり実行委員会。
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毎年秋の風物詩として話題になる目黒さんま祭り!まとめ
たくさんの方々の協力のもと開催されるこちらのお祭りは今年も沢山の人で賑わいを見せるはず。
大変盛り上がる目黒のさんま祭りですが、参加する前に今回ご紹介させて頂いた事を頭に入れて頂くとよりさんまの美味しさを堪能出来るのではないでしょうか。
又開催日はまだまだ残暑が厳しいと思いますので日傘や飲み物を持参するなど、十分な対策を取ってご参加下さいね。